講演テーマは、コロナ渦における子どもへの関わり

『コロナ渦で子どものまわりの大人にできること』というテーマ

7月7日は、本来ならば七夕さま。

にもかかわらず、早朝4時のザーザー、ザーザーすごい雨音。

これって、もしかすると「線状降水帯」ってこと?

あたり!がっつり線状降水帯に入ってました

そのためにビジネスサポート科は休校の連絡

7月7日からはWord、Excel、簿記につづいて

いよいよPowerPointの始まりでしたが、持ち越し。

休校により、貴重な時間ができた。そうなると・・・、

青少年育成協議会から依頼された講演準備ができる!

なかなか素案というかシナリオが完成しなかったので、

いつも通り、かなりの焦りが生じていました

これは、天からも恵みとしか思えない!がんばろう。

懇意にしている小児科医からの助言は

国立成育医療研究センター「コロナ×こどもアンケート」をみること!

これまで、計5回実施されてきたアンケートは、

延べ7千人の子どもたち、2万6千人の保護者のリアルな声とデータ

印象的なメッセージは3つ。

小学4年生以上の15%、中学生の24%、高校生の30%に中等度の以上のうつ症状

子どものうつは、大人のうつとちがう症状出現れることが多いといわれています

おなかが痛い、頭が痛い、眠れないなどの身体の不調がうつのサイン

大人が「あ~、ストレスがたまったわ」って思えるけど、

子どもがそんなことをいうのを聞いたことがない

周囲の大人が気づいてあげて、早めの専門医への相談が必要らしい

そういえば、

私がMSWとしてかかわった2歳のAちゃん

お父さんはその子をとてもかわいがっていたけど、

ある日事故にあって、意識不明の重体

おじいちゃんとおばあちゃんは、お父さんの病状やこれからのことを

心配されて、いつも気持ちをはりつめておられた

Aちゃんの様子を尋ねると、「お父さんのことをなにも聞いてこない。

きっとまだ小さいから、何もわからないんですね」と。

しかし、決してそうではなかった。

おなかがいたい、夜になると泣き出す。

いい子にしていると思っていたおばあちゃんはおろおろ。

「早めに小児科の先生のところへ行ってみて下さい」と提案

結局、お父さんにあえないことをずっと我慢して、我慢してきて

限界だったのでしょう

「お父さんに会いに行く?」と聞いてもらうと

「うん、会いたい」と答えたそうです

きっとおじいちゃんとおばあちゃんの話を

2歳なりに、”なにかただならぬことが起きている”と察して

何もきいちゃいけないんだと子どもなりに思って、かんじていたのでしょう

いよいよお父さんに会う前には、

小児科医とCLS(チャイルドライフスペシャリスト)が

Aちゃんに、今のおとうさんの点滴しながら眠っている様子とか、

はなしかけると聞こえていることとか、お話をされた。

Aちゃんはお父さんに、すぐに手を差し伸べたそうです

いくら小さい子どもでも大人が思っているよりもわかっています

子どもの発達とヘルスリテラシー

ヘルスリテラシーとは?

健康に関して、適切に意思決定をするために、必要な情報を調べ

理解し利用する能力だそうです。

幼児期の半ばには、すでにその能力を獲得しているといわれているそうです

誰もがその力を発揮する権利を持っているそうです

すごいですね

慌ただしい中でも、子どもが取り残されることなく、

正しく知り、理解し、決めることができれば自己肯定感も高まるでしょうね

さっきのAちゃんもまさにお父さんにあうまでのプロセスです

大人のセルフケアも大切

コロナで大人も疲れています。

マスクは外出時はマスト。運動不足、子どもとかかわる時間が増えたなど。

毎朝の体温チェックとともに、1日1回はたちどまって自分のこころの状態をチェック

そして、自分のリラックスできる方法をみつけること

私はヨガかな

硬くなった筋肉を少しずつ伸ばすようなストレッチ

そして、ヨガの先生から習った呼吸法

まずは息を全部吐ききって、4で吸って、5で吐く

それを数回くりかえしてみると、ちょっと落ち着く

ソーシャルワークだけではないですが、

クライエントと接する前に、自分を点検することを教えられた

私はいま、クライエントに接する余裕がありますか?

何か気になっていることはないですか?

よし、大丈夫

それからクライエントとの波長合わせ、チューニングが始まる。。。

まとめて、一番いいたいことは

子どもが「大切にされている」もっといえば「愛されている」と

実感できるようにかかわることを伝えたい。

そうすると、自己肯定感が育ってくる

自分も、ほかの人も大切にできる人に育ってほしい

今日も休校だったので、ようやくパワポ資料は6合目まできた

あとは、エンディングにむけて

さっきのメッセージにつなげていきたいと思っています

これ以上、雨による被害が大きくなりませんように。