第1回「さくらのつどい」企画で気づいたこと

雷はごろごろ、たたきつけるような雨、梅雨も本格的です

6月12日(土)に第1回「さくらのつどい」を開催しました

今回のテーマは「受診の際の心構え」

認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)の

「新医者にかかる10箇条」という小冊子を利用して進めます

今回は第1条から第3条まで

コロナ禍のなか、感染対策には注意をはらいつつ、

地域住民限定の15名と、対面での開催ができました。

定員15名のところ、15名が集まってくださった。

ありがたい

当日気づいたこと、3つ。

案外、今後住民向けのセミナー開催するときの参考になるかもしれません

①開催前にはBGMを流しておく

私、個人的には、BGMはモーツアルトがおすすめです

開始10分前頃から皆さんが少しずつ集まってこられます。

3人掛けのテーブル、島を作っておきました。

受付後は、ご自身の好きな島に座っていただきます

小さな地区とはいえ、マスクをした皆さん同士でお話をされることは

あまり見受けられませんでしたね

そのうえ、後でも記載しますが、プレアンケートの記載をお願いしていたので

どうしても、しーーーーんとしてしまいます

これまで私が参加した研究会やセミナーでも、

シーンとして開催を待っているのは

なんとなく居心地がいいものではないなと感じることは時々ありました

そこで、今回始まる前の10分程度、会場に静かにBGMを流すことにしました

流れるBGMは聴覚からの刺激として

気持ちを和らげてくれます

実は通信制大学のレポートを作成するときも、

ちょっと集中して何かをしなければならないときも

私はこのモーツアルトを聴きながら作成していました

参加された皆さんにとって、というよりむしろ私自身の癒しだったかもしれないです

そういえば、飛行機が離陸した後の飛行中、

ブーンという機械音がしてますよね

私はあの音でとても集中できます。

東京へ向かう飛行機の中で会議資料もよく読んでました

結構、全集中してました。

五感を大切にしながらのセミナー

②プレアンケートをお願いしてみる

同じ地区の皆さんの前で「受診で困っていること、

工夫されていること」を質問してお答えいただくことは

結構ハードルが高いと思ったので

受付でさくらにちなんだピンクのA4半分のサイズに

「何か受診の際に困っておられることがあればお聞かせください」と

プレアンケートをお願いしました

3名の方を除いて、皆さん、熱心に書いてくださいましたね

10時の開始の時までに私の手元に届きました

その時、書いてくだったことが本当にありがたかったです

セミナーが始まってしまうとなかなか読めないので

皆さんにはアイスブレーキングとして

「今のマイブーム」をテーマに10分間だけ3人で話してもらいました

その間は私はま集中して皆さんのコメントを読ませてもらいました

「どこに受診してよいかわからない」

「こんな些細な症状をつたえていいのか」

「待ち時間が長すぎる」

「訪問診療にどうやってきりかえるのですか」などなど。

このコメントを90分の中で皆さんと共有しつつ、

話題提供していく

誰が書いたのか、わからないですから

③双方向性の対話をしながら

双方向性の対話…これは大切にしているスタンスでした

実際どうやったか、

私がマイクをもって各テーブルの皆さんの声をいただく

その時には、うなづきをしてもらえた方から、伺ってみました

うなづき、ノンバーバル、非言語的コミュニケーションのひとつ

セミナーへの参加の姿勢をうかがい知る大事なサイン

そうして皆さんへひろげていく

ただ、ちょっと表情の硬い方にも、とびっきりの笑顔で

「実際どのように工夫されていますか?」と

”教えてくださいオーラ”を出しながら、マイクを向けると

結構、ご自身の意見を聴かせてくださった

「成人学習の機会はアンドラゴジーっていう理論を勉強しておきなさいよ」と

コーチにアドバイスしてもらってました

一方的にならないよう心掛けていたら、

セミナー後のアンケートでは

「参加者の声、意見を取り入れながらなので、自分の問題として

身近に感じられた」というご意見もいただいた。

これは、双方向のたまもの!

「次回の受診の時に試してみます」というご意見もよかったですね

次回は9月。

それまでにワクチンも進んでいるだろう

さらに双方向性に学びあえるセミナーとなるように

磨きをかけていきたいと思います